泥中之蓮

 

 

 

一番好きな花を聞かれると、真っ先に思い浮かぶのは蓮の花だったりします。

れんこんも好きだけど蓮コラは嫌いです、今平です。

 

 


昔、たくさんたくさん悩んでいた頃、蓮の花の存在に救われたことがありました。
どんな経緯で知ったかは覚えてないんですが、蓮の花の生態に心を動かされたんです。

 

 

 

蓮は、綺麗な水の中では育ちません。
必ず泥が必要です。
しかも、泥水が汚ければ汚いほど、綺麗に大きく花が咲くんです。


更にどれだけ汚い水で育とうと、いっさい泥の色には染まりません。
ただ真っ直ぐに、上を目指して、綺麗に咲こうとするんです。


また、あだ花と言って、咲き損なったり綺麗に開かない花を指す言葉があるんですが、蓮にはそれがありません。
どの花も、きちんと綺麗に花を咲かせます。

 

 

昔の自分は、この花に、
自分の人生を重ねました。

人生で言う泥とは、きっと苦しいこと悲しいことつらいこと、誰の人生にも間違いなくやってくるものです。

どれも決して他者と比べられるものではなく、あの人が泳ぎ切れたとしても、また別の人は溺れてしまうかもしれません。


泥水にのまれそうな時、負けそうな時、
少しだけ思い出して欲しいです、蓮の花の存在を。

馬鹿げてるかもしれないけれど、その苦しさがいつか自分の糧になって、あなたの中に綺麗な花を咲かすことを、信じてほしいんです。

 

 

蓮の生態にもう一つだけ、
花と果実が同時に開くというものがあります。

 

それが花開くのがいつなのかはきっと誰にもわからないけれど、

もしその時が来たら、
あなたは既に、大事なものを持ち合わせているはずです。

 

 

今平でした。