無題

 

職場にお泊まりでした。明日は帰ります。

たくさん寝たはずなのになんだか眠たい気がする。寝れない時は寝れない癖にこの頭は。

この間酔って帰りたくなくて、朝まで何時間も歩いた足が悲鳴を上げ続けてる。たぶん酷使し過ぎて脛の筋肉がさけるチーズになってた。今はちょっと良くなってゴボウの漬物くらいにはなったと思う。

 

 

 

 

ひったすらこの間の事を思い出してます。単純かよ頭。そりゃそうなんだけど、オーディエンスもだろうと思ったって口を揃えて言うよ。単純明快だよ。の癖に悩むんだよこの頭は。

久しぶりに会え……会え?姿を見れて、安心した、なんか。安心ともわかんないけど、ちゃんと存在する…!っていう謎の感覚。かっこよかった。優しい声してた。でもやっぱり、全部が遠かった。寂しくなっちゃったな。

対自分以外の姿を見るのは割と2回目くらいで、つまんなそうだなー、律してるなー、そっかこういう人だったっけって思った。そん時は仲良しが居なそうだったからかな。

色んな人の様子を視線だけで探る姿を見て、見てくれや振る舞い以上に寂しがりなのかなって最初に思ったのを思い出す。歩き方が好きで、言葉を選んでる顔が好きで、言い過ぎたって黙り込む少しの間も好きだった。

お茶目で楽しそうで、素直じゃなくて、変なこと言うと笑ってくれて、茶化してくれて、いつも可愛いなあって思ってたから、やっぱり遠く感じちゃったな。そういうもんだよね。そういうもん。言い聞かせないと泣けてくる寂しさ。笑っちゃう。

 

 

気つかわせるかなあ、飲みに出らん方がいいかなあ、どうしようかなあとか話してたら、後輩が「今平さんしか考えてないですよそんなの、何にも気にしないのが一番ですよ」って言うからちょっと寂しくなって、でも確かに自意識過剰かとも思って、気にしないようにした。

みんななんでそんなにさっぱり出来るんだろう。終わったからおしまい!みたいになるのはどうやってんだろう。いやたぶん、自分は後悔ばかりだから、こんななんだろうな。トークのピン留めを外したい、でも時間の経った日付を見て、色んな感情が出てくる。

 

出会い系のアプリは?って聞かれて、彼に会ってからアンインストールしたきりだなと思って、それでもまだ入れ直す気には全くならない。「相手なんか会い放題ですよ、飲み屋にも行く人なんでしょう?今平さんだけが止まってるんですよ」って言葉に気絶しそうになりながら、自分の中の愛着障害とも向き合う為にまだ彼との記憶が必要だから、もうちょっと苦しんでんのを見守ってくれと頼んだ。

相手はそんな人じゃないって言いたかったけど、後輩は元気出してほしくて言ってんだろうなってのもわかったから。

 

必要なステップなんだろうと思う。回避出来ない苦しみも悲しみも寂しさもある。それと向き合って乗り越えなきゃ、ずっとこのまんま。

席一つ挟んだ彼も、カウンター越しの彼も遠かった。ずっとずっと遠かった。もう赤の他人だった。その事実を飲み込もうとすると涙が出る。でもこれも必要なんだと思う。思わないと。

 

ああやっとわかった、会って悲しかったんだ。だからあんなに泣いたんだ。だからこんなに泣けてくるんだ。気付くの遅いな自分。